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『J.S.バッハ
コーヒー・カンタータ』
「千のキスより甘く、マスカットのワインより柔らかなコーヒーなしじゃ、とてもやっていけない」と今様な娘が言うと、頑固な父親は「コーヒーをやめること。諦めないなら、結婚もさせない」。果たして、娘はコーヒーを飲み続けることができるか――。父娘のユーモラスなやり取りを、娘が頓智的にコーヒーを飲む権利を獲得するまで、まるでミュージカルのように活き活きと描く。
通称〝コーヒー・カンタータ〟だ。
(coffeebreak引用)
何故、通称なのでしょうか?
当時のコーヒー事情は現在とは全く異なったものでした。ロンドンのコーヒーハウスは女人禁制とされ、バッハの生きた時代のドイツでも「女性はコーヒーを飲むべきではない」とされていました。
このような風潮に反発する女性の声を代弁したのが詩人のピカンダー。当時のコーヒー事情を風刺して書かれた『おしゃべりをやめて、お静かに』(1732年頃)という作品は、娘のコーヒー好きをなんとか止めさせようとする古風な父親の奮闘ぶりが詠われたコミカルなやり取りの内容です。1734年頃、この作品に曲をつけたのがバッハで、今日では『コーヒーカンタータ』と呼ばれています。
コーヒーロースト
神戸の小さな珈琲豆屋
078-891-6592
神戸市灘区桜口町5-2-1
ウェルブ六甲道5番街1番館
11:00~19:00
定休日:水曜日
珈琲豆のテイクアウト専門店
お店のHP:http://roast.jp/
2015年5月15日ニューオープン
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